学生の内からでも始められる税理士の目指し方

税理士資格は、この不況のご時勢に、少しでも有利な資格を身につけたいと考える人にとっては、のどから手が出るほどに欲しい資格のひとつでしょう。
税理士資格を取得することは大変ですが、取得を考える人の中には、学生の内から出来ることがあるのであれば、しておきたいと思う人も少なくないのではないでしょうか。
学生の内に、税理士になるためにできることはあるのでしょうか。考えてみましょう。

税理士資格は首を長くして挑まなければならない

税理士資格は、日本有数の難関資格で、11科目の中から、どれでもいいので5科目に合格することで、晴れて税理士資格を有することが出来ます。1科目の合格率は大体10%程度ですので、それだけでも難関という事が分かるでしょう。合格率10%程度の試験を5回も受けなければならない、という壁の厚さに負けない忍耐力や根気がまず必要となります。

授業以外にも、専門学校などに通う

税理士試験は、税理士試験対策をやっている専門学校などで学んだ方が税理士試験に合格する可能性が高まります。授業でいくら税理士に必要とされる分野を学んだとしても、試験に必要な知識やテクニックとはまた異なりますから、試験に合格するためのスキルなどを求めるのであれば、やはり専門学校の方がいいのです。授業料も決して安くは無く、授業以外にも勉強しなければいけないというのはとても大変ですが、税理士試験は片手間で合格するような簡単な試験ではありませんので、これはその最低条件であると考えてください。

学生の内に税理士資格がとれるとは考えない

税理士資格は、5科目を1年の内に全て合格できるということは、まずありません。通常であれば、1年に1科目ずつを合格するのでも相当に難しいです。なんせ、どの科目も合格率10%程度なわけですから。難しい試験に何度でも挑戦する根気が必要で、学生時代に取得しておけば、就活に使えるとか、中途半端な要領のよさを求めて税理士試験を目指すと、必ず後悔することになるでしょう。学生の内からでも勤勉に税理士試験のための対策をして、卒業後もその勉強を続けられるような人以外は、税理士試験を目指すことはやめておいた方がいいでしょう。