税理士の資格をとって、どこかの税理士事務所で働いていると、だんだん実績もできて、多くの取引先から感謝されるようになります。そうなると、自分でも独立をして頑張ってみよう!という気持ちになる野心的な先生も多いはずです。

では、自分でも独立開業をしてみようということになっても、そう簡単にはうまくは行きませんし、何よりも顧客を確保するのがどれだけ大変かということになります。でも、自分で独立開業をしたのだから、失敗をするわけには行かないですよね。そこで、税理士として独立開業をしたら、どういうことを注意しなければ行けないのかということをご紹介します。

独立したら1年間は売上がないと心得よ

まず、独立をするときには、あなたには一つもクライアントがいません。もちろん、自分が務めていた会計事務所のクライアントを連れいていくという方法もありますが、それはあなたが決めるというよりも、クライアントがあなただったらお付き合いをしたいというのであれば、それは良しとされますが、もし、仮に自分が担当をしているクライアントを自分の事務所に引き継ぎをしてしまうということになると、ビジネスマナーにも反しますし、きちんとしたクライアントだと、そういうことはまずは応じませんので、少なくとも独立開業時はクライアントがいないということを覚悟しておく必要があります。

その点から言うと、ではどのくらい売上が上がるのかということもありますし、あなたの営業力というものもあわせると最低でも独立開業持してから1年間は売上がないという想定で、営業活動をしていく必要があります。

営業ツールはホームページとブログ

次に、税理士の業界というのは、マーケティングで言うレッドオーシャンですから大変競争の激しい分野です。したがって、同じことをやったとしても、競争相手がいますから、結果的に価格競争になってしまいます。そうなると、収益力も低下してしまうので、決していい状況とは言えません。

そこで、まず独立開業をした場合に、他の会計事務所とはどの点が違うのかという独自性を明確にするということと、その明確さを多くの人に知ってもらうために、ホームページを開設することは絶対的に必要なことです。

ブランド力を構築するためにブログを開設して毎日更新しよう

更には、あなたが、どういう税理士であるのかということを知ってもらうために、ブログを開設しましょう。ブログを開設して、それを読んであなたのホームページに来る人は、税理士としてあなたに関心を持ってくれた人ですから、少なくともブログはできるだけ毎日更新する必要があります。そうすることで、あなたの人柄も信頼されるようになり、最終的にはブランド力が上がるので、ビジネスでも価格競争に巻き込まれなくなります。

このように独立開業をしたら、まずは売上を上げていくにはどうしたら良いのか、自分の独自性をどれだけアピールすることが出来るのかということをしっかり考えて準備をする必要があります。