堅実なイメージのある税理士。その平均年収は?

税理士はお金を扱っているからか堅実そうなイメージがあります。ですからなんとなく収入が安定していて堅い職種の様な気がしますよね。
ですが今は士業が大変な時代といわれており、ちょっと考えられないですが弁護士資格をとっても年収200万円にも届かない様な人が続出しているそうです。
となると税理士の平均年収にもそれなりに打撃を与えているかもしれません。一体、今税理士の平均年収はいくらくらいなんでしょうか?

はっきりいって平均年収は高め

士業が増えすぎていることや本来の税理士の仕事がパソコンのソフトウェアで誰でも簡単に出来る様になったことから税理士1人1人の需要は低くなっているといわれています。
しかしそれでも税理士の年収は厚生労働省の平成26年度の調査によれば716万円程度であり、サラリーマンの平均年収をはるかに上回っています。
確かに年収の低い税理士もいるのかもしれませんが、その分平均よりも儲けている税理士もたくさんいるので、平均年収として合算すると716万円となるみたいですね。

独立するリスクは高いが上手くいけば年収1千万円超も狙える

今、税理士のほとんどはサラリーマンとして勤務しています。なぜならば独立するリスクが非常に高いからです。昔から開業している事業所を税理士を必要とする人や企業のほとんどは既に利用していますし、新規顧客を見つけるのが難しいことがリスクとして挙げられます。
税理士といっても税金の計算だけでなく、企業にとってのコンサルタントなどをこなしていかないと生き残っていくのが難しい時代です。ですから税理士としての従来の業務にプラスした何かを持っている人は上手く立ち回っていますが、従来の税理士としての業務にのみ捉われている人には独立は難しいみたいです。
ただ、独立が成功して年収1千万円超えを果たしている税理士はたくさんいるので、リスクを冒しても独立する価値は十分にあります。
せっかくの士業ですから、税理士になったら独立開業して自分の会社を持ちたい!と思うのは当然です。いきなり1千万円超えは難しいですが、クラウドなどを活用して今の時代のニーズに適した税理士としての役割を果たしている税理士はたくさんいます。ですからサラリーマンとして勤務しつつ、どうすれば独立できるのか常に考えていくといずれ独立開業し、年収をアップさせることも夢ではありません。